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中途採用の課題は?具体例や解決策について詳しく解説!

中途採用を行っていて「課題が多くてうまくいかない」と苦戦していませんか?中途採用の課題は多岐にわたるので、正確に把握するのは難しいかもしれません。

この記事では、中途採用で課題となる具体的な例と解決策について説明しています。課題を克服するためのヒントを記載したので、ぜひ参考にしてください。

 

中途採用の課題とは

中途採用の課題は、主に社会や経済状況などの「外部要因」と企業の取り組み方などに対する「内部要因」です。これらは、簡単に解決するのは難しい傾向にあります。

マイナビが実施した調査 によると、積極的に中途採用する意向がある企業の割合が増えているのが現状です。

  • 2021年は46.1%
  • 2022年は52.9%
  • 2023年は8%

外部要因として中途採用が活発化し、人材採用の競争は激しくなると予想されます。現在、中途採用の課題を抱えているなら早く解決して人材を確保しましょう。

 

中途採用でよくある4つの課題

中途採用でよくある課題は4つあります。

  • 応募が少ない・多すぎる(母集団形成)
  • 求めている人材の見極め判断
  • 選考後に内定を出しても辞退される
  • 入社後に長く定着しない

どれも身近にある課題です。現状は問題に直面していなくても、今後起こりうるパターンもあるため、確認しましょう。

① 応募が少ない・多すぎる (母集団形成)

中途採用の課題としてよくあるのが、母集団形成がうまくいかないケースです。応募者が少なすぎる、あるいは多すぎる場合がこの課題に該当します。

母集団は、採用活動での応募者全体です。書類選考・一次面接・二次面接と進むに連れ人数が絞られるため、採用したい人数から逆算します。

思うように応募が来なかったり、逆に多すぎたりするのが課題です。多すぎる場合は、欲しい人材像から外れている人が応募している状況といえます。関心を持ってもらうターゲットを定め、人材を確保しましょう。

② 求めている人材の見極め判断

人材の見極めが難しいという課題です。中途採用の担当者は、100%活躍できる人材を選べるわけではないため問題は発生します。

自社と合わない人材を採用すると、現場で働く人に負荷をかけるでしょう。採用担当者と候補者の間でコミュニケーションを取り、仕事の考え方や志向などをすり合わせ問題を防止してください。

③ 選考後に内定を出しても辞退される

内定後に辞退されるケースもよくあります。「他社への転職を決めた」「現在の職場で強く引き止められた」などの外部要因が強いケースです。

2年前から中途採用に積極的な企業が増えました。そのため、候補者が複数の内定を持って選ぶ可能性も高くなります。採用担当者は入社条件の不一致を起こさず、自社を選んでもらうための施策を考える必要があるでしょう。

④ 入社後に長く定着しない

入社後すぐに辞めてしまい、人材が定着しないというのも課題です。中途採用を行い、長く自社で活躍してこそ採用は成功といえます。

同業他社で活躍した経歴があっても、自社に馴染むように入社後のフォローは欠かせません。家庭の事情などの外部要因を、フォローする必要もあるでしょう。

 

中途採用の課題を解決する4つの方法

次に中途採用の課題を解決する4つの方法を紹介します。

  • 中途採用の計画を見直す
  • 中途採用したい具体的な人物像を定める
  • 入社前後のフォローを手厚くする
  • 採用手法を検討する(採用サポートの利用など)

すべて確認して、中途採用の課題を少しでも解決できるように取り組みましょう。

① 中途採用の計画を見直す

中途採用の課題を解決するためには、まず計画から見直しが必要です。以下のフォーマットに当てはめて考えましょう。

  • どの部署に人材が必要なのか
  • どんなスキルを持った人が必要なのか
  • 必要な理由は何なのか
  • いつまでに採用して入社してほしいのか

改めて確認すると、配置転換すれば採用人数を減らせそうだったり、入社時期が調整できたりするかもしれません。応募者を多く集める必要がなくなれば、自社にマッチしそうな人材だけを選べます。

② 中途採用したい具体的な人物像を定める

「中途採用したい具体的な人物像を決める」のも解決策の1つです。企業が採用活動する際には、採用したい人物像が決まっているケースも多いためです。

しかし、中途採用ではうまく人材の良し悪しを見極められない可能性もあります。もし人材の見極めに課題を感じている場合は、改めて中途採用したい人物像を具体的に定めましょう。

自社社員には共通してどんな傾向があるのか見て、経歴・スキル・性格などを調査し採用人材を決めてください。具体的にイメージを決めるほど、判断のブレは少なくなります。

③ 入社前後のフォローを手厚くする

入社前後のフォローを手厚くするのも、課題解決につながります。候補者が自社への入社を決意するまでのフォローは必要です。

入社前だけではなく、その後もフォローを継続しましょう。新卒採用では最初から同期入社の仲間がいます。しかし、中途採用では同期がいないケースは少なくありません。周りに馴染めなかったり、仕事の進め方があわなかったりするなどの理由で転職する可能性を減らしましょう。

中途採用の人材は、即戦力かもしれません。しかし、自社の仲間や仕事のやり方に慣れるまでは、手厚くフォローし離脱を防ぐ施策を取ってください。

④ 採用手法を検討する(採用サポートの利用など)

中途採用の課題でシンプルな解決方法は、採用手段の再検討です。手法を変えるだけで、一気に課題が解決する可能性があります。

転職サイトしか使っていない企業が、転職エージェントを併用するなどの方法があります。兼用で応募者が増えるのは、十分にありえるでしょう。応募者を増やしたいなら、シンプルに採用手法を変えたり媒体を増やしたりしてみてください。

 

中途採用の課題についてのまとめ

中途採用で課題を抱えている企業は多いです。外部要因・内部要因が絡んで複雑で、シンプルに解決するのが難しい場合もあります。

そんなときは、採用の窓口の利用を検討しましょう。採用の費用や企業の状況に応じて、どの採用手法を取り入れるべきなのか提案してくれます。

転職サイトや求人票の原稿修正などについてもアドバイスを受けられます。中途採用に課題があるなら、一度相談してはいかがでしょうか。

 

 

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