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【中途採用】転職サイト徹底比較!主力10サイトの特徴まとめ

企業にとって、中途採用は不足する人材を補充するために欠かせない施策。しかし、中途採用を行うための求人方法はさまざまあり、そのなかから適した媒体や手法を選択する必要があります。では、実際にどの媒体を使うと、どんな効果が期待できるのでしょうか。また、予算はどれくらい必要なのでしょうか?

今回は、中途採用の募集を始める前に知っておきたい準備のポイントとともに、中途採用に使える転職サイトを徹底比較してみました。

中途採用に向けての準備

中途採用を行うに当たり、いきなり転職サイト選びから始めてしまうのは避けたいところ。というのも、それぞれの転職サイトには特徴があり、より効果的な媒体選びこそが中途採用の成否に大きく関わるからです。まずは中途採用を行うに当たり、どのような準備が必要なのかを確認してみましょう。

求人倍率から見る転職市場の今

2020年1月時点での転職求人倍率は、全体で2.60倍とかなり高いものとなっています(doda調べ)。業種や職種別に見ても、ほとんどの項目で1.00倍以上。その他を除けば1.00倍以下は職種別の「事務・アシスタント系」のみで、求人の数に対し転職希望者が過多になっていることが分かります。

こうした状況は今後も続くことが予想されています。この状況は求める人材が見つかる可能性は高い一方で、ターゲットに適切にアプローチしなければ選んでもらうことができません。そのため、どのようにして求める人材を採用していくかが課題と言えるでしょう。

中途採用を考えるときに決めなければいけないこと

最初に考えておきたいのが、「どのような人材を募集するか」。より明確な人物像を描き出すためにも、まずは自社の魅力や社風の特徴、状況などを整理し、どのような仕事を任せるのかを決める必要があります。

例えばチームワークを重視しチーム一丸となって業務に励むような社風であれば、協調性がある人材がいいでしょう。風通しが良く意見を出し合うような環境であれば、積極的に発言する人材を求めるかもしれません。責任あるポジションへの配置を考えているのであれば、責任感が強く真面目な気質のタイプというように、社内の雰囲気に合わせた人物像をベースにするのも一案です。

そのうえで、採用する人材に必要なスキルや知識、経験年数、能力レベルなどを考慮した「求めるスペック」や、性格や志向、または行動特性といった「求める人柄」から、中途採用のターゲットを考えましょう。

また、ターゲットをより明確にするために、年齢によって期待できることが異なる点も加味するとよいでしょう。20代の若手層では既卒や第二新卒の即戦力として、30~54歳のミドル層と55歳以上のシニア層ではプレーヤーやマネージャーとして期待できます。

中途採用の目的やターゲットが確定したら、具体的な採用人数や採用期日、採用コストを固めつつ、求人を行う媒体探しのスタートです。

中途採用を効果的にする媒体は?

上述したように、より効果的な中途採用を行うためには、求める人材にしっかりアプローチできるような媒体選びが不可欠です。その媒体は正社員や女性、アルバイトやパートなど何を扱っているか。また、実は、同じ正社員での採用だとしても、媒体によって、営業職や技術職、事務職など、職種ごとの利用者登録数の偏りがあります。

より効率的な中途採用を行うためには、求人サイトでアプローチできる人材のなかに、自社の採用ターゲットがどれくらいいるのかを把握することが大切です。加えて、採用ターゲットに対して効果的にアピール、またはスカウトできる機能・サービス・プランを備えているかどうかも確認しておくとよいでしょう。

「ハローワークは無料だから」、「大手求人サイトだから」といった理由だけで選んでしまうと、望む結果が得られない可能性があるので注意が必要です。もし、無数にある機能やプランで混乱してしまい選べないときは、求人広告代理店を利用することを検討してみましょう。

おすすめ主力転職10サイトの特徴紹介

中途採用を効果的にする媒体を選ぶためには、それぞれの特徴を知っておく必要があります。数多くある転職サイトのなかで、おすすめする主力10サイトの特徴をまとめました。

doda

求人広告媒体としてだけではなく、人材紹介サービスも提供しているdoda。人材紹介利用者層にもアプローチが可能です。「dodaエンジニア」を併設していることから、IT・モノづくりエンジニアの採用にも適しています。掲載料金の企画は5種類あり、価格が高いほど検索結果の表示順位が上がり、訴求力が高まる仕組みです。また、経験職種、経験業種ともに幅広く扱っています。そのなかでも経験職種においては販売・サービス職の利用者登録が20%以上、営業職や事務・アシスタントがそれぞれ15%以上と高い割合です。ほぼ50%が29歳以下の若手層です。

エン転職

利用者登録の70%以上が34歳以下で、会員数に占める34歳以下の割合は主要転職サイトのなかでもNo.1のエン転職。会員は700万人を超え、新規会員は毎月7万人以上と圧倒的な集客力と訴求力、動員力を持っています。掲載料金にかかわらずすべての求人情報を新着案件として上位表示し、すべての求人が発見されやすいように工夫した検索結果表示ロジックを採用しています。

マイナビ転職

新卒採用サイト「マイナビ」を運営し、ユーザーを取り込んでいることから20代前半の第二新卒や30代前半までの若手層やミドル層の採用に適しているのが、マイナビ転職です。ダイレクトメールやスカウトメール機能の種類が豊富で、ピンポイントでの経験者採用にも対応可能です。主要サイトのなかでもリーズナブルな価格帯でコストパフォーマンスが良く、総合転職サイトとしてさまざまな分野の職種や業種を扱っています。特に近年ニーズが高まるグローバル人材やITエンジニア、モノづくりエンジニアについては専門サイトを立ち上げているのも特徴的です。また、女性採用や正社員求人といったターゲットを絞ったサイトも運営しています。

イーキャリア

Webやゲームなどのデザイナーやクリエイター、エンジニアの採用に強く、会員の年齢層は約50%が34歳以下のイーキャリア。基本プランが3職種セットとなっていることから、複数の職種で採用を考えている際に適しています。オンライン面接の実施による採用工数の削減や、スカウト機能の強化による求職者の検索能力の拡充など豊富なオプションが準備されているのも特徴です。最近では応募課金型の「キャリオク」というサービスも開始しました。

type

IT・モノづくりのエンジニア職採用に強く、掲載職種数ではNo.1を誇ります。エンジニア系の転職サイトとしては企業と転職者双方から認知度が高く、掲載企業の約80%から「エンジニア職に強い転職サイト」と認識されています。1職種当たりのコストが安いにもかかわらず、エンジニア転職フェアを定期的に開催。登録者の行動をもとにした検索を可能にするといった機能的なシステムを採用し、コストパフォーマンスが高いサービスです。会員の年齢層は25~34歳が40%以上で、経験者や中堅社員採用への効果が期待できます。

女の転職@type

女の転職@typeは女性向け転職サイトであり、掲載者数、件数ともに女性専門の求人サイトとして圧倒的な数を誇っています。年齢層は29歳以下が40%と、若手層にも強い媒体です。女性向けとしては日本最大級の転職イベントを定期的に開催しており、来場者の50%以上は20代。4種類の料金プランが設定されており、上位プランほど掲載順位が高く露出が多くなります。実際、最も価格の高いプランが全体の40%近く利用される人気を集めています。また、女性向けの転職サイトではありますが、「女性専門」ではなく、男性も利用可能です。

Re就活

Re就活は、会員の90%以上が20代の若手層で、第二新卒に特化した求人媒体です。業界初となるWeb面接機能や面接ドタキャン防止機能を採用しています。料金は、勤務地に東京を含むか含まないかで異なり、掲載期間4~8週間を基本として最大で48週間の長期掲載も可能です。Re就活のように第二新卒に特化した求人媒体は少なく、若手人材にアピールしたい場合に適しています。

日経キャリアNET

日経グループのメディアと連携していることから、メーカーや金融業界に圧倒的な強さを誇る日経キャリアNET。会員には、経済や市場への感度が高い転職希望者が多く、日経グループの各メディアに接することが多い「ハイレベル転職者層」へのアプローチが可能です。価格帯は4種類あり、価格によって検索の表示順位や求人情報画面における写真やテキストの量が異なります。

バイトルNEXT

バイトルNEXTは、日本最大級であるアルバイト求人情報サイト「バイトル」の姉妹サイトで、社員希望の若手求職者に強く、会員の50%以上が20代。バイトルNEXTに掲載するとバイトルにも無料で同時掲載ができるので、社員希望の潜在層への効果的アプローチが可能です。掲載プランは6種類あり、原稿ボリュームは一律ですが、価格によって表示順位に差が生じます。最短2週間の掲載も可能なため、短期間での求人を希望する企業にも適しています。

JOB

静岡県と愛知県の正社員求人に特化した転職サイトJOB。特に静岡県における正社員求人情報掲載数はNo.1となっています。掲載料金は安価で、2週間39,000円から掲載可能。4週間の掲載もできます。会員の年齢層は20~50代で幅広く分布しています。

さまざまな求人媒体を扱う求人広告代理店の活用を

ここで紹介した求人媒体は一部であり、そのほかにもさまざまな求人媒体があります。それを自社のみで調査し、選んでいくことは大変な作業になります。自社で選ぶ手間を省き、なおかつ適した求人媒体を選ぶためには求人広告代理店の活用がおすすめです。効果的な求人広告代理店の活用で、採用活動の精度を高めましょう。

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参考:

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