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人材採用の費用対効果を高めるには採用コンサルより求人広告代理店がおすすめ

企業が継続的に成長していくうえで、欠かせない人材採用。しかし、採用に関してどんなに多くの知識、経験があったとしても、優秀な人材を確保するのは簡単ではありません。より効率的に優秀な人材を採用するために、採用コンサルティングを活用するケースもあるでしょう。

採用コンサルティング(以下、採用コンサル)では、人材の募集や選考、採用にいたる戦略立案から実施まで、人材採用にかかわるあらゆる業務のサポートを受けられます。しかし、採用コンサルの活用がすべての企業にとってメリットがあるとはいいきれません。特に問題となるのは、コストが高くなってしまうこと。そこでおすすめするのが、コストを抑えつつ効果的な人材採用を実現できる、求人広告代理店の活用です。

優秀な人材を採用するうえで、採用コンサルを活用するメリット・デメリットとともに、求人広告代理店の活用をおすすめする理由について解説します。

人材採用が難しくなっている背景

少子高齢化による生産労働人口の減少で、人材不足が慢性化している企業が増えています。リクルートワークス研究所が発表した「第36回 ワークス大卒求人倍率調査(2020年卒)」によると、2020年3月卒業の大卒求人倍率は1.83倍。全国の民間企業求人総数に対して、学生の民間企業就職希望者数は36.5万人も不足しています。

多くの市場において、成熟化や製品のコモディティ化が進んでいるうえ、海外企業の日本進出も増加しています。企業として生き残っていくには、できるかぎり業務スピードを上げ、先行者利益を得る必要があります。そのためには、新卒だけではなく、経験豊富な人材の確保に向けた通年の採用活動を続けることになるでしょう。

同研究所が発表した「中途採用実態調査(2019年度上半期実績、2020年度見通し正規社員)」では、2018年度との採用予定人数の割合の比較において、「新卒の割合を増やした」と回答した企業は9.5%にとどまっています。これに対し、「中途の割合を増やした」と回答した企業は13.7%で、新卒よりも中途の割合を増やした企業が上回りました。

そうはいっても、2019年上半期の中途採用において、人員を確保できた企業は48.3%と、全体の半数以下でした。確保できなかった企業(50.6%)のほうが多く、中途採用においても採用困難な状況は変わりません。

また、人材採用に関しては人材不足以外にも大きな問題があります。人事にかかわる人員には、採用した人材の育成や教育、既存社員の管理業務を行うといったコア業務があり、採用活動だけに手間とコストをかけられない状態であることです。

加えて、インターネットの普及により求人媒体が増加した一方で、選択肢が多すぎて求職者の目にとまりにくくなっているという側面も。認知度の高い企業でないかぎり、他社が行っていない手法や目立つ施策を講じ、認知してもらうことから始めなければなりません。さまざまな状況により、採用活動がますます難しくなっているのです。

採用コンサルに依頼することのメリットとデメリット

以前にも増して人材採用が難しくなっている今、より効果的な採用活動をめざして採用コンサルの活用を考えている企業もあるでしょう。採用コンサルに依頼する前に、まずはメリットとデメリットを確認してみましょう。

採用コンサルに依頼することのメリット

  • 採用にかかる負担の軽減
    人材採用には費用がかかるだけでなく、戦略立案から募集、面接、選考などさまざまなプロセスがあります。採用コンサルに依頼した場合は、それらにかかる手間を採用コンサルが代行するため、人事担当者は人材育成といったコア業務に集中できます。人事部の負担軽減と業務効率向上が期待できます。
  • 人材採用のプロに依頼できる
    人材採用を専門に行っている業者に依頼すれば、トレンドを加味した戦略提案が受けられ、企業の状況に合わせたプランの実施が可能です。また、多くの企業で成功事例を持った採用コンサルに依頼することで、自社内にある人材採用ノウハウに加え、新たな知見を得られるでしょう。
  • 人材採用の課題点を改善できる
    人材採用が円滑に進まないのは、なんらかの課題があることが考えられます。しかし、自社内の知見だけでは新たな解決法を見出だしにくいものです。採用コンサルは、採用にかかわる業務を代行するだけではなく、採用に関する課題点を洗い出し、可視化します。これまで気づかなかった課題が明確になり、解消への糸口が見えることもメリットのひとつです。
  • 人材採用に関するノウハウが蓄積されない場合がある
    契約条件にもよりますが、採用コンサルから採用に関するデータが一切、提供されないこともありえます。その場合、採用ノウハウや手法が自社内に蓄積されず、人材採用にかかわる課題が持ち越されてしまう可能性があります。
  • コミュニケーション不足によるミスマッチングのリスクがある
    採用コンサルは確かに採用のプロですが、依頼相手のことを完璧に理解しているわけではありません。採用活動のすべてを任せきりにしてしまうと、求める人材とは異なるターゲット層の応募があるといった採用のミスマッチが起こるリスクがあります。
  • 自社で採用活動を行うよりもコストがかかる可能性がある
    依頼するコンサル会社や内容によって、費用が高額になることがあります。戦略立案や内定決定だけでなく、育成まで外部に依頼すると、予算がさらにかさむでしょう。コストに応じてどこまで依頼するかを明確にしておかなければ、費用対効果が低下します。

採用コンサルに依頼することのデメリット

費用対効果を高める求人広告代理店のすすめ

採用コンサルの活用には、デメリットもあります。特に採用活動に多くのコストをかけられない企業にとっては、難しい選択になるでしょう。そこでおすすめしたいのが、求人広告代理店の活用です。

求人広告代理店への依頼をおすすめする理由

  • 人材採用業務をすべて依頼するケースは少ない
    多くの企業で人材採用がうまくいかない理由のひとつに、認知不足で集客ができていないことが挙げられます。集客さえできれば、あとは自社だけで採用活動を進めることも可能でしょう。集客だけを採用コンサルに依頼することも可能ですが、求人広告代理店に依頼するほうがコストを抑えられます。
  • 課題解決に関するアドバイスなら求人広告代理店でも可能
    採用コンサルに依頼する際に、人材採用へのアドバイスを求めることもあるでしょう。しかし、アドバイスや情報提供については、求人広告代理店でも対応可能です。求人媒体ごとの情報を持っている強みもあり、自社に合った求人方法を提案してもらえます。
  • 低コストでさまざまなアドバイスを受けられる
    求人広告代理店なら、効果的な求人広告の作成方法や選考フロー、見極め方、採用計画まで、広告掲載費用だけでアドバイスを受けられます。

コストを抑えながら、良い人材を採用するなら求人広告代理店へ

企業にとって人材は重要な資産であり、採用に十分なコストと手間をかけるのは当然のことといえます。しかし、多くの企業を取り巻く環境が非常に厳しい昨今において、少しでもコストを抑えながら、人材確保を行う工夫が必要です。

採用コンサルは、優秀な人材を採用できるメリットもありますが、コストがかさんでしまうのも事実でしょう。「採用の窓口」では、採用の肝となる集客サポートはもちろん、最適な求人媒体を低コストで提案するとともに、採用活動全般におけるサポートを行っています。ひとつの窓口で全国に無料対応していますので、お気軽にご相談ください。

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