秋採用とは?企業が対応すべき理由と成功するためのコツを解説!
秋採用は、秋から冬にかけて採用活動をスタートします。秋採用にはさまざまな求職者が集まるため、新卒を採用するチャンスです。今回は秋採用の内容や学生の特徴と成功させるコツを解説します。ぜひご覧ください。
秋採用の就職活動期間とは
秋採用の就職活動期間は主に、夏休みがあけた9月から12月上旬頃までです。通常の新卒採用は4月の春にスタートして、就職先から内定がもらえるまでの期間となります。なお、秋採用は通常の就職活動の開始時期がずれているのが特徴です。
秋採用で応募する学生の特徴3つ
秋採用で応募する学生はさまざまなタイプに分けられます。内定を獲得できない学生もいますが、理由があり就職活動できなかった学生もいるでしょう。秋採用に応募する学生のタイプは、以下の3つです。
- 内定を獲得できていない学生
- 資格取得や研究などで就活ができなかった学生
- 留学していた学生
秋採用はポテンシャルの高い学生を獲得できるチャンスもあります。ひとつずつ見ていきましょう。
1 .内定を獲得できていない学生
春から夏にかけて就職活動して、内定を獲得できていない学生は秋以降も就職活動を継続します。内定を獲得していないといっても、まったく内定を獲得していないわけではない学生もいるのです。
- 大企業に応募して内定が得られず、応募先を中小企業に変更する場合
- 内定は獲得したが、会社が自分に合うのかわからず内定を辞退している場合
内定を一度も獲得していないからといって、能力的に問題があるとは限らないため安心して採用を行いましょう。
2 .資格取得や研究などで就活ができなかった学生
公務員試験は9月に合否が出るので不合格だった学生は、民間企業の就職に切り替えて就職活動を始めます。さらに、スポーツ系のサークルに参加している学生だと、春や秋に大きな大会を控えているため就職活動の開始が遅れる学生もいるでしょう。
理系の学生で卒業研究に力を入れており、就職活動の開始が遅れる場合もあります。能力の高い学生の就職活動が秋から始まるので、採用活動を強化するのもひとつの方法です。
3 .留学していた学生
留学経験のある学生、もしくは現在留学中の学生は、就職活動を行う期間が限定されます。海外に留学している学生は、短期間で日本に帰国し就職活動を行うタイミングが秋採用と重なるでしょう。1〜2ヶ月で大学に戻るため短期間での活動を余儀なくされます。
海外の大学は9月から新学期が始まるところも多いため、大学の留学期間が終了するのは7月ごろです。なお、留学生の中には日本に帰国してから就職活動を始める方もいます。
秋採用で採用を成功させるコツ
秋採用を成功させるコツを以下の通り4点紹介します。
- 学生と直接出会う機会を増やす
- 選考をスピーディに実施する
- 採用基準を見直す
- 自社の採用ページを更新する
ひとつずつ見ていきましょう。
1 .学生と直接出会う機会を増やす
秋採用を成功させるには、学生と直接出会う機会を増やさなくてはなりません。春から夏にかけて、資格試験や研究、スポーツの大会などで就職活動ができなかった学生が就職活動を開始します。ただし求職者の人数は春から夏に比べると減少しているのが特徴です。
さらに、新卒用の求人サイトは秋以降になると来年度の情報に切り替わるため、求人サイトに情報を掲載して応募を待っているだけでは効率的ではないでしょう。学生と直接出会うには、就職合同イベントや大学のキャリアセンターに相談する方法もあるためうまく活用してください。
2. 選考をスピーディに実施する
秋採用に応募する学生は早めに内定を獲得したいと考えています。応募してから面接開始までの連絡が遅かったり、面接を受けたあと、採用結果の連絡が遅かったりすると、応募や内定を辞退されかねません。秋採用に応募する学生は就職活動期間も短く、内定獲得まで時間が限られています。
- 応募してから面接の連絡
- 面接後の選考結果の告知
秋採用では、上記2点をスピーディに実施する必要があるでしょう。秋採用に応募する学生は意思決定が早い傾向にあるので、企業側もスピーディーな対応が求められます。
3. 採用基準を見直す
春から夏までの新卒採用では応募してきた複数の学生に面接をしたうえで、比較検討し内定者を出しています。秋採用は応募者が少ないので、応募したタイミングで学生が1人しかいないパターンも増えます。そのため、複数の学生を比較検討して、採用を決定するのは難しいでしょう。よって秋採用では、自社が求める人材を明確にしたうえで採用基準を見直す必要があります。
4. 自社の採用ページを更新する
通常、自社で掲載している採用ページは春から夏にかけての採用情報を掲載します。自社の採用ページを更新し、秋採用を実施している情報を必ず更新しましょう。さまざまな媒体で採用情報が掲載されていても、自社の採用ページに情報が掲載されていないと応募が集まりづらい可能性もあります。
学生はSNSを閲覧しているケースも多いので、積極的に配信すればダイレクトリクルーティングができるチャンスにも恵まれるでしょう。
まとめ
秋採用は内定を獲得できていない学生も応募しますが、ほかにもさまざまな学生がいます。春から夏までの採用活動では大手企業も活動しているため、中小企業だと採用するのが難しい場合もあるでしょう。
秋採用では大手企業はすでに活動を終えているところも多いので、中小企業やベンチャー企業は秋採用に取り組むのが採用を成功させるコツといえます。秋採用を導入してポテンシャルの高い学生の採用を成功させましょう。
採用に関するお悩みがある方は、採用の窓口までぜひご連絡ください。