お役立ちコラム

人手不足を解決するためにはどうすればいい?人材確保についても解説

中小企業庁が毎年公開している「中小企業白書」によると、企業規模にかかわらず、およそ3~4割以上の企業が人手不足の状況に陥っています。[注1]

そのため、どの企業でも人手不足の解決が急務となっていますが、企業が求める優秀な人材を確保するためには、適切かつ積極的な取り組みが必要になります。

今回は、企業が人手不足に陥ってしまう理由と共に、人手不足を解決するにはどうすればいいのか、具体的な対策法をご紹介します。

[注1]中小企業庁「令和2年度(2020年度)の中小企業の動向」p55

 

なぜ人手不足に陥ってしまうのか?3つの原因

日本の中小企業が人手不足に陥ってしまう原因は、大きく分けて3つあります。

1. 少子高齢化

内閣府が公開した「令和3年版高齢社会白書」によると、令和2年度における高齢化率は28.8%、15歳未満人口は12.0%と、少子高齢化が顕著となっています。[注2]

また、労働力人口にあたる15歳~64歳の人口は平成7年にピークを迎えた後は減少に転じており、令和2年には総人口の6割以下にまで落ち込んでいます。

今後も高齢化率は上昇を続けると予測されており、現在はもちろん、今後も人手不足の状況は続いていく可能性があります。

[注2]内閣府「令和3年版高齢社会白書」p2

2. 買い手市場と売り手市場の逆転

かつて「就職氷河期」といわれた時代では、企業の需要に対し、就職希望者(供給)が過多になっており、典型的な買い手市場となっていました。

しかし、少子高齢化によって新卒者の数が年々減少している現代では、一転して就職希望者が企業を選ぶ売り手市場になっています。

さらに近年はITの普及により、企業の情報を手に入れやすい時代になったことから、就職希望者は会社をよく吟味し、より魅力的かつ自分に合ったところを選ぶ傾向にあります。

安定性とネームバリューのある一部大手企業を除き、中小企業は積極的かつ適切なアピールを行わないとなかなか応募が来ず、人手不足に悩まされやすくなります。

3. 人材獲得競争の激化

どの産業でも人手不足が深刻化している現代では、企業間の人材獲得競争もまた激化しています。

近年は新型コロナウイルスの影響により、一部産業で解雇や採用の見送りが相次ぎましたが、それでも有効求人倍率が1倍を下回ったことはなく、令和4年2月時点の倍率は1.21倍となっています。[注3]

特に人手不足が慢性化している中小企業間では、さまざまな方法を駆使して新卒者および転職者へのアプローチを行っているため、具体的な手立てを打てない企業は人手不足がより深刻化するおそれがあります。

なお、新型コロナウイルスの影響を受ける前の平成30年および令和元年の有効求人倍率は1.6倍を超えていたことから、コロナが収束した後は人材獲得競争がさらに激化することが予想されます。

[注3]厚生労働省「一般職業紹介状況(令和4年2月分)について」

 

どうすればいい?人手不足を解決する3つの方法

中小企業の間で深刻化する人手不足を解決するための具体的な施策を3つご紹介します。

1. 業務の効率化に取り組む

人手不足を補うためには、業務を効率化して従業員1人あたりの労働生産性をアップする必要があります。

たとえば、ペーパーレス化を推進したり、便利な労働管理システムを導入したりすれば、書類の作成や管理、データ入力にかかっていた手間と時間を大幅に節約できます。

また、WEB会議システムなどの活用で会議や情報共有の利便性のアップを図ることで浮いた時間をほかの仕事に回し、1人あたりの労働生産性の向上につながります。

2. アウトソーシングを活用する

日常業務は何とかこなせるけれど、繁忙期のみ人手が足りないというときは、アウトソーシングを上手に活用するのもひとつの方法です。

アウトソーシングでは指導や教育を行わずに済むため、自社の従業員は自分の仕事に専念することができます。

ただ、アウトソーシングを常態的に利用するとコストがかかるうえに、自社にノウハウが蓄積されにくくなるので、人手不足が慢性化している場合は新たな他の方法で解決する必要があります。

3. 人材採用の見直しを行う

就職希望者が会社を選ぶ売り手市場になっている現代では、従来のような「会社が就職希望者を選ぶ」というスタンスの採用方法は通用しません。

いつまでも受け身の人材採用を行っていては、求める人材の確保は難しくなってしまいますので、一度人材採用の方法を見直してみましょう。

たとえば、募集要項の内容や面接フローの見直し、採用イベントの実施、SNSを活用した新たなアピールなどを行うと、今の時代に即した求人を実現できます。

 

理想の人材を獲得するなら求人広告がおすすめ!

人手不足に悩んでいて、自社が求める理想的な人材の獲得するにはどうすればいいかお悩みの場合は、求人広告の活用をおすすめします。

かつて求人といえばハローワークへの登録が主流でしたが、現在は就職情報誌や大型の求人ポータルサイト、SNSへの掲載、スカウトメールの送付など、さまざまな選択肢があります。

多くの人の目に触れる求人広告を打ち出せば、興味・関心を持ってくれる就職希望者の数も増え、自社にマッチする優秀な人材に巡り会える可能性も高くなるでしょう。

「採用の窓口」では、全国500種以上の求人媒体への掲載を安価な価格でご提案しております。

ただコストを削減するだけでなく、専任担当者が応募者フォローやスカウトメールの作成、応募の一括管理、面接フローの改善提案など、多種多彩なサポートを提供いたします。

人材採用をお考えの方はぜひ採用の窓口までお気軽にお問い合わせください。

 

【まとめ】人手不足は今後さらに深刻化する可能性も!早めの人材確保に取り組もう

人手不足の原因は、少子高齢化や企業間の人材獲得競争の激化など複数あります。

今後はますます人手不足が深刻化すると考えられるので、今のうちから有用な手立てを打つことが大切です。

「採用の窓口」では、500種以上の求人媒体をリーズナブルな価格でご提案し、お客様のニーズやご要望に合った人材確保のお手伝いを行います。

人材採用にまつわる手厚いサポートも実施しておりますので、優秀な人材の確保を検討されているのなら、ぜひ採用の窓口までご相談ください。

 

 

関連記事