お役立ちコラム

新卒採用を成功するのに大切な母集団形成のコツについて解説 

新卒採用を成功させるために必要なのが母集団形成です。母集団形成を行い採用エントリーを集めるのが採用活動の第一歩といえるでしょう。しかし最近では人口減少に伴い新卒者も減少しているため、新卒採用の競争は激しくなっています。

今回は新卒採用で母集団形成を成功するための方法をまとめましたので、ぜひご覧ください。

 

新卒の採用状況の現状3点

まず、新卒採用状況の現状がどのようになっているのか以下の3点に沿って紹介します。

  1. 有効求人倍率の上昇
  2. 選考方法のオンライン化
  3. 採用手法の多様化

1つずつ見ていきましょう。

その1. 有効求人倍率の上昇

新卒の有効求人倍率は年々上昇しており、今日では学生1人に対して複数の企業がアプローチをする状況です。株式会社リクルートが実施した調査 では、大卒求人倍率は1.58倍と発表されています。企業間では日々、人材の獲得競争が繰り広げられているといえるのです。

その2. 選考方法のオンライン化

コロナ禍で外出自粛が続いていたため、応募から面接、採用連絡までオンライン化が急速に進みました。企業への応募や選考のオンライン化を希望する学生も増えています。

タメニ―株式会社が行った「オンライン選考」に関する調査の調査結果によると、56%の学生が就職活動はオンライン化がよいと回答しました。さらに96.8%の学生がオンラインでの就職活動にメリットを感じている結果も明らかになっています。

その3. 採用方法の多様化

有効求人倍率の上昇や、コロナ禍による外出自粛に伴い採用活動がオンライン化するなど、状況はめまぐるしく変化しました。採用活動のオンライン化に伴い、採用手法も多様化しています。従来の求人サイトに掲載する方法だけでは、採用コストが増えてしまうでしょう。

就職活動を行う学生はSNSを活用している方が圧倒的な人数です。SNSを通じたダイレクトリクルーティングやSNSリクルーティングといった手法も増えています。

 

新卒採用の母集団形成を成功させるコツ

ここからは、新卒採用の母集団形成を成功させるコツを以下2点を紹介します。

  • 自社の採用したい人材に適した手法を講じる
  • 複数の手法を活用する

1つずつ見ていきましょう。

1. 自社の採用したい人材に適した手法を講じる

母集団形成を増やすには、自社が採用したい人材に適した手法を活用しましょう。その前にまずは、自社がターゲットにしたい新卒の人物像を明確にする必要があります。自社の経営戦略や働き方と業務内容を考慮して人物像を設定してください。現場と相談し、応募者の趣味や性格なども確認すると、面接後の採用判断が容易になります。

2. 複数の手法を活用する

経団連は2021年の入社から採用選考に関する指針の見直しが必要 と発表しました。それに伴い、文部科学省と厚生労働省と経済産業省が平成9年に決定した「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方」 も令和4年6月13日に一部改正されています。

職業体験を含むインターンシップでは、大学3年生に向けて実施した際に取得した学生情報は3月以降は広報活動に、6月以降は採用選考活動への使用が可能です。インターンシップの活用も含めて人材の獲得を早めに目指す企業や、通年採用を導入する企業もあり多様化しています。母集団形成を成功させるには、複数の採用手法を活用しての採用活動が必要でしょう。

 

新卒採用で母集団形成を増やすポイント2つ

新卒採用で母集団を形成するためのアプローチ方法は2つあります。

  • PULL型:自社を志望する学生を増やす
  • PUSH型:学生に企業側からアプローチする

PULL型とPUSH型のメリット・デメリットを以下の表でまとめました。

その1 .自社を志望する学生を増やすPULL型

自社を志望する学生を増やすPULL型の採用手法を紹介します。

PULL型は自社に興味のある学生に対しアプローチできる採用手法といえます。

その2 .学生に企業側からアプローチするPUSH型

続いて学生に企業側からアプローチ可能なPUSH型について、母集団形成方法をまとめて紹介します。

PUSH型は母集団形成として集まる人数は少人数ですが、採用のミスマッチがおこりにくい手法といえます。

 

まとめ

新卒採用を成功させるためには母集団形成が大切です。母集団形成が成功するには、自社がどのような人材を採用したいか明確にしましょう。今回の記事では、母集団形成をするための採用手法をPULL型、PUSH型に分けて紹介しました。自社のターゲットに合った学生に対し、どの採用手法を活用するのか判断して採用活動を進めてください。

母集団形成の手法に迷っている方は、「採用の窓口」を利用するとよいでしょう。

 

 

関連記事