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内定辞退を防ぐにはどうする?この会社で働きたいと思わせる7つのカギ

近年、労働人口の減少により、企業間で優秀な学生や求職者の争奪戦が発生しています。時間やコストをかけて、せっかく採用した人材が内定辞退してしまっては、すべての努力が水の泡。

本記事では、内定辞退が起こる理由をはじめ、内定辞退を防ぐ方法を7つ紹介します。優秀な人材を確保するためにも、ぜひご覧ください。

 

内定辞退が起こる理由

なぜ学生や求職者は内定辞退をするのでしょうか。本記事では、下記の3項目に分けて説明します。

● 雇用条件や待遇
● 企業・社員に対する不信感
● 他社での内定獲得

ひとつずつ詳しくみていきましょう。

雇用条件や待遇

募集要項と面接の場で聞いた雇用条件に差があったり、勤務地や職種などの待遇面が求職者の希望にそっていなかったりする場合に、内定辞退が起こりえます。公開している情報の不足や、採用担当者と配属先の担当者の認識のずれが原因となる場合が多いです。

企業・社員に対する不信感

求職者は、面接官の態度や言動を細かくチェックしています。実際の面接やメールのやり取りなどを通して、企業や社員に対する不安や不信感が生じると、内定辞退につながるため注意しましょう。特に、求職者に直接接する機会の多い採用担当者は、誠実な対応を心がけましょう。

他社での内定獲得

より志望度の高い同業他社からの内定を獲得したために、内定辞退する求職者もいます。競合に優秀な人材をとられてしまうのは、できるだけ避けたいところ。自社の魅力を伝えるだけでなく、競合他社との違いを明確に伝える必要があります。

 

新卒学生・求職者の入社の決め手「給料や勤務地などの条件」とは

では、新卒学生や求職者が重きを置いている部分はどこなのでしょうか。入社の決め手となる項目の一例を紹介します。

第一に、給料や勤務地、勤務時間やフレックス制の有無など、待遇面を重視している求職者は多いです。働き方改革により、ライフワークバランスの実現を求める求職者が増えたことが一因です。

続いて、社風や人間関係。その企業でうまくやっていくためには、企業の雰囲気や周りとの信頼関係の構築が大切なため、重視されています。

中途採用の場合は、今まで積み上げてきた実績やスキルが正当に評価されるかどうかもポイントとなります。自分の経験を活かせる会社に転職したいと考える求職者が多いためです。

 

内定辞退を防ぐ7つのカギ

ここからは、内定辞退を防ぐ7つのカギを紹介します。

● 会社側から積極的にコミュニケーションをとる
● 内定者自身の情報を集める
● 社長や役員に会う機会を設ける
● フォロー体制を整える
● 内定者同士のコミュニケーションがとれるツールを導入する
● 懇親会や研修の場を用意する
● 会社全体の目標・将来像を具体的に共有する

ひとつずつ具体的に解説します。

会社側から積極的にコミュニケーションをとる

入社までの期間に、内定者が新しい仕事に対する悩みや不安を抱える場合がしばしばあります。入社後の仕事のモチベーションを下げないためにも、企業側からの積極的な声掛けは重要です。

新卒学生には比較的若い社員を、中途採用者には年代の近い社員をフォローにあてるとよいでしょう。年が近い分、内定者も悩みを打ち明けやすくなります。

内定者自身の情報を集める

内定者がどのようなバックグラウンドを持ち、どのような理由で自社に応募するに至ったかをしっかり把握しておきましょう。採用に限らず、人間は自分のことを理解してくれる相手を無碍に扱えません。企業側が社員ひとりひとりを理解しようとする姿勢は、求職者にとって魅力的に映るのです。

社長や役員に会う機会を設ける

少ない人数で社長や役員に会う機会を設けると、内定者が今後の自分の姿を思い浮かべやすくなります。ビジョンが明確化すると、その分仕事に対するモチベーションも上がるでしょう。

もっとも効果的なのは、できるだけカジュアルな雰囲気のなかで、社長が内定者ひとりひとりの名前を呼び、それぞれに対して具体的な期待を述べる方法です。企業のトップに自分が認知されているというだけでも、内定者にとっては大きなインパクト。同時に、新入社員を大切にしてくれる企業というイメージを与えられます。

フォロー体制を整える

内定辞退の原因は、内定者の抱えている不安である場合がほとんどです。内定者専用サイトや懇親会、研修などを通して、内定者の不安をすぐに解決できるフォロー体制を構築しておくと、内定辞退が防げます。

採用担当者や新人研修担当者を中心に、内定者と年の近い社員などで、内定者のフォローにあたるグループを作っておくと良いでしょう。

内定者同士のコミュニケーションがとれるツールを導入する

内定者専用サイトやSNSなど、内定者同士のコミュニケーションがとれるツールを導入すると、内定辞退を防止できます。内定者の孤独から来る不安感を解消できるためです。

内定者専用サイトには、ビジネススキルを身に付けるe-ラーニングが受講できるものもあります。入社前から内定者同士が切磋琢磨していくような、良い人間関係の構築も期待できます。

懇親会や研修の場を用意する

内定者、社員の両方が参加できる懇親会や研修の場も、内定辞退の防止には効果的です。社員と接して仕事への不安感を減らし、内定者同士で絆を深め合えるためです。

ただし、卒業論文中の学生や中途採用者の場合は、頻繁な懇親会や研修が逆に負担になってしまうおそれもあります。内定者の状況を把握して、適切なタイミングで行いましょう。

会社全体の目標・将来像を具体的に共有する

会社としての方向性や目標を、具体的に示すのも内定辞退防止には有効です。採用サイトに記載した文言そのままではなく、社員個人個人の生きた言葉で語りましょう。

希望のある将来像を共有することで、内定者が入社後どのようにがんばればよいか、道筋を示せます。また、同じ目標に向かってがんばる仲間として、社員と内定者の間に連帯感も生まれるでしょう。

 

【まとめ】内定辞退を防いで、本当に欲しい人材を獲得しよう

内定辞退を防ぐための採用にかけた時間やコストを無駄にしないためにも、今回紹介した7つのカギをぜひ採用活動に活かしてください。

株式会社デイリー・インフォメーション中部は、求める人材との効果的なマッチングをサポート。企業の魅力を的確に伝え、本当に欲しい人材を獲得できるよう、お手伝いします。ぜひ一度お問い合わせください。

 

 

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