お役立ちコラム

採用サイトに必要な料金は?制作費の相場から運用費まで解説 

採用活動の一環として、自社の採用サイトを構築する企業が増えています。

「採用サイトを作りたいけど、どれくらい費用がかかるんだろう?」
「採用サイト構築の予算として、どんな項目をどれくらいの金額で見込むとよいだろう?」

このように、サイト構築の金額面でお悩みの人事・採用担当の方も多いでしょう。今回は、採用サイトの基本的な知識から、制作にかかる費用相場や運用コスト、注意点などを解説します。これから採用サイトを構築したい担当者の皆さまにとって、予算策定のヒントになる情報を盛り込みましたので、参考にしてください。

 

採用サイトと企業サイトは別物

まず「採用サイト」と一般的な「企業サイト」の違いを解説します。

企業サイトは、企業の公式ホームページです。対象ユーザーは、クライアントや株主などさまざまであるため、取り扱う情報も広範囲に渡ります。

一方で採用サイトは、求職者のみを対象ユーザーとした専用サイトです。あくまでも採用を目的としているため、掲載内容やサイトのデザインイメージなど、すべて採用に特化した内容で構築できます。

 

採用サイトを制作するメリット

企業サイトと採用サイトを分けて構築するには、その分コストがかかります。しかし、専用の採用サイトには複数のメリットがあるために、分けて構築する企業が多くあるのです。代表的なメリットを3つ紹介します。

1.採用ブランディングを強化できる

一つ目のメリットは、採用ブランディングの強化です。求職者に選ばれる企業となるには、自社の魅力を発信し、他社との差別化を図る採用ブランディングが重要です。採用サイトを活用すれば、企業の魅力を世の中に広く発信できます。結果として、採用活動で難易度の高い母集団形成に良い効果が期待できるでしょう。

2.応募意欲を高められる

採用サイトは、求職者の応募意欲を高める効果もあります。求職者にとって魅力的なコンテンツを、積極的に掲載しましょう。具体的には、以下のような内容です。

  • 社員インタビュー
  • 働きやすさを象徴する人事制度
  • 充実した福利厚生

求職者からもコンタクトできるインタラクティブな仕組みを導入すれば、さらに企業とのつながりを感じられるようになります。「この企業で働きたい」と思ってもらえるよう、魅力的な情報が重要です。

3.採用のミスマッチを防ぐ

求職者に採用サイトを見て応募してもらえるため、ミスマッチを減らす効果が期待できます。せっかく採用した後になって、「思っていた仕事・職場と違う」などの理由で早期離職してしまうパターンが多くあります。採用サイトで会社が目指している方向性や、活躍している社員を紹介すれば、社風や求める人材像を知ってもらえるため、ミスマッチを防げるでしょう。採用効率を上げるためにも、採用サイトは有効です。

 

採用サイト制作の費用相場と対応サービス

採用サイト制作を外注する際の一般的な相場は、100万~300万円程度といわれています。ただし実際にかかる費用は、機能やコンテンツ内容によって大きく異なります。費用ごとに依頼できるサービス範囲の目安や、メリット・デメリットを確認しましょう。

1.10万円以下の場合

制作費用を抑えたい場合は、無料や数万円程度で構築してもらえる企業もあります。

試しに採用サイトを始めてみたい企業、予算の少ない企業は、低単価な採用サイト制作会社を選ぶとよいでしょう。

2.50万円以下の場合

小規模な制作会社やフリーランスの個人などに制作を依頼する場合は、50万円以下でサイト制作を依頼できる可能性があります。

オリジナルコンテンツまでは不要でも、ある程度自社のイメージに合ったデザインのサイトを構築したい場合におすすめです。

3.150万円以下の場合

中小規模の制作会社に一からオリジナルコンテンツを制作してもらう場合は、50万~150万円程度が相場です。

自社の社風をしっかりと伝えられるオリジナルサイトを作りたい場合は、100万円前後の制作費が必要といえます。

4.150万円以上の場合

サイト設計やターゲティング、SEO対策などの戦略立案から依頼してサイト構築をする場合は、150万円以上かかる場合が多いでしょう。

戦略的にサイト構築をしたい、効果を定量的に測定・改善したい、採用人数が多くサイト構築に十分な予算をかけられる、といった企業におすすめです。

 

採用サイトの運営・維持にかかる費用相場

採用サイトは、制作時だけでなく運用の費用も毎月発生します。運用費用の目安として、月5,000~5万円程度と想定するとよいでしょう。採用サイトの維持・運用にかかる費用は、以下の通りです。

  • サーバー維持費
  • ドメイン費
  • コンテンツの修正・更新にかかる費用

運用を外注する際には企業ごとに価格が異なるため、事前に確認しましょう。

 

採用サイトを制作する上での料金面の注意点

採用サイトの費用を検討する上で、注意点すべきポイントを3つ紹介します。必要な予算を確保する前に、ぜひ参考にしてください。

1.外部委託する場合は複数社を比較する

制作を制作会社に外注する場合は、複数社を比較してから委託先を決定しましょう。制作会社ごとに、得意としているデザインやコンテンツ、機能などは異なります。同様に、設定されている金額にも大きな差が出る場合があります。自社のニーズを満たし、予算に合った制作会社を選べるように、必ず複数社を比較してください。

2.採用効果が得られるためのコストは惜しまない

コスト削減を気にし過ぎるあまり、必要な機能までも削ってしまわないように注意しましょう。採用サイト制作のゴールは、応募者の獲得です。低価格で構築できても、自社の魅力を十分に伝えられず、採用につながらなければ本末転倒です。必要以上のコストカットに注意しましょう。

3.運用コストも予算に含めて考える

採用サイトを構築する場合は、制作費だけでなく運用費も見越した予算組みが必要です。例えば運用費を月5万円と想定した場合、年間で60万円の費用が発生します。

また、サイト構築のための本文執筆や写真撮影、社員インタビュー対応など、社内の人件費が発生する点も考慮しましょう。サイト構築の段階で思わぬ修正が発生する可能性もあります。予算は多めに確保しておくと安心でしょう。

 

まとめ

採用サイトの構築は、応募者を増やすだけだなく、自社にマッチした人材の採用に有効です。また、採用コスト全体の削減効果も期待できます。自社のニーズや予算に合った採用サイトを構築・運用できるよう、制作会社が対応できるサービス内容はもちろん、発生する料金の全体像をしっかり確認をしましょう。

採用についての悩みがある方は、「採用の窓口」を利用するとよいでしょう。

 

 

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