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【第二新卒の採用】新卒採用との違いやメリット・デメリットを解説

新卒 採用は競争が激しく、思うような成果が出ない企業が増えています。

新卒で採用された会社を1〜3年以内に退職し、就活をしている第二新卒を採用する企業も増えているようです。

第二新卒とはどのような人材なのでしょうか。

この記事では、新卒採用や既卒との違いと、企業が第二新卒に注目する理由を解説します。

第二新卒を採用するメリットやデメリットも紹介しますので、採用担当者はぜひご覧ください。

 

第二新卒に企業が注目する理由は?

第二新卒は新卒で採用された会社を1〜3年以内に退職して再就職を目指している人を指します。

再就職は転職として扱うのか、第二新卒として扱うのかで就職活動の難易度も変わります。

新卒採用との違いは、ポテンシャル採用か中途採用のどちらの扱いになるか、基準があいまいな点でしょう。

新卒採用や既卒との違い

第二新卒は、新卒採用や既卒とは何が違うのでしょうか。

新卒採用は社会人経験がないので、ポテンシャル採用されます。

第二新卒や新卒採用と中途採用どちらでも応募可能です。

厚生労働省は、青少年雇用機会確保指針として3年以内既卒者には、新卒枠で応募受付をするように定めています。

なお、既卒とは大学などを卒業してから一度も就職したことのない方を指します。

既卒でも大学を卒業して数年以内であれば、新卒採用に応募可能です。

企業が第二新卒に注目する理由

企業が第二新卒に注目しているのは、新卒採用の競争が激しいのが主な理由です。

以下のデータを見ると、新卒の約67%が3年以内に離職していると分かります。

【就職後3年以内の離職率】

参照:厚生労働省|新規学卒就職者の離職状況(平成31年3月卒業者)

 

新卒一括採用だけでなく通年採用を導入する企業が増えたのも、第二新卒に注目が集まる理由です。

通年採用を導入していると、20代前半〜後半と年齢層の若い第二新卒人材を獲得できるチャンスに恵まれます。

 

第二新卒に求められること

第二新卒は学校を卒業してから一度就職しているので、新卒との違いを求められます。

求められる内容は、以下の2つです。

  • ビジネスマナー
  • 仕事に対する意欲

ひとつずつ見ていきましょう。

ビジネスマナー

第二新卒が新卒採用に応募した際、差別化できる要素として「ビジネスマナー」があります。

社会人としての経験がある第二新卒は、就職した会社で基本的な新人教育を受けていると想定されるからです。

社会人としての電話対応や言葉遣い、立ち振る舞いができるのは新卒者と比べて利点でしょう。

基礎教育を省略し、実務に従事させられるのはメリットといえます。

仕事に対する意欲

第二新卒は一度就職した会社を何らかの理由で退職し、新たに仕事を探している状態です。

働いた経験があるからこそ、次に就職する会社に対し、将来の目標が明確になっていると考えられます。

第二新卒を評価するときには、新卒や既卒に比べて仕事に対する意欲も確認しましょう。

 

【第二新卒】採用するメリット2選

企業が第二新卒を採用するメリットは、以下の2つです。

  • 新卒採用とスケジュールが重ならない
  • 新卒に比べて教育コストが少なくてすむ

ひとつずつ見ていきましょう。

1.新卒採用とスケジュールが重ならない

新卒採用は、必ず4月入社に向けて採用活動を行います。

しかし、第二新卒は採用活動や内定時期にこだわりがなく、通年で採用が可能です。

企業として人材が必要になったタイミングで、求人募集をかけられるのはメリットといえます。

応募者を面接し採用決定してから入社するまでの期間も、新卒に比べて短く済むでしょう。

2.新卒に比べて教育コストが少なくてすむ

第二新卒は、一度就職しており社会人としての経験もあります。

入社後は、仕事に関する教育のみなので教育コストが少なくなりやすいです。

1社目の経験が1〜3年ほどと、それほど長くはないため、新しい会社になじむ柔軟性も期待できます。

ビジネスマナーや仕事のスキルはすでに一度学んでいるので、新卒よりも教育する時間を短縮しやすいのも魅力でしょう。

 

【第二新卒】採用するデメリット2選

企業が第二新卒を採用するデメリットは、以下の2つです。

  • 即戦力にはならない
  • 早めに退職される可能性も考慮しなくてはならない

ひとつずつ見ていきましょう。

1.即戦力にはならない

第二新卒は、新卒に比べて一度就職した経験があるのでビジネスに関する知識はあります。

ただ即戦力になるほど知識があるかというと、そうではありません。

基本的なビジネススキルの教育は受けている第二新卒には、これらの教育は不要です。

しかし、仕事で即戦力となるようなスキルは身に付けるまえに、退職している可能性が高いでしょう。

そのため、業務スキルを授ける再教育を行う必要があり、即戦力になるには時間がかかります。

2.早めに退職される可能性も考慮しなくてはならない

第二新卒は、一度就職した会社を退職しています。

そのため、せっかく入社しても自分に合わなければ退職する意思を持っている可能性は高いでしょう。

1社目との待遇や環境を、第二新卒者は比較してくる可能性も考えられます。

1社目より待遇や仕事内容が良いと思えないと、早めに退職される可能性が高くなるのも考慮しなくてはなりません。

 

【第二新卒】20代の採用に特化したエージェント3選

第二新卒を採用するなら、20代の会員数が多い第二新卒専用の求人サイトを利用しましょう。

ここでは、第二新卒の採用を専門的に対応しているエージェント3社を紹介します。

1.既卒サービス「第二新卒エージェントneo」

引用元:第二新卒エージェントneo 公式サイト

 

法人向け・個人向けの人材・採用支援サービスを幅広く展開する、株式会社ネオキャリアが運営するサービスです。

利用すれば採用担当者がマンツーマンで、第二新卒の内定獲得までフォローしてくれます。

厳選された企業や未経験が認められている会社の求人を紹介してくれるのも、安心できるポイントでしょう。

2.【求人広告】Re就活

引用元:Re就活 公式サイト

 

20代を専門としている中途採用専門の転職サイトです。

会員数は150万人。第二新卒や既卒層など20代若手人材のみが登録しています。

Web面接機能も搭載しているため、遠方の求職者と面接ができるのも強みでしょう。

3.【人材紹介】Liber Career(リーベルキャリア)

引用元:Liber Career(リーベルキャリア)公式サイト

 

20代の若手人材に特化した人材紹介サービスです。

10代〜20代の求職者を企業とマッチングさせて、採用をサポートします。

1人1人の候補者と初回は2時間じっくり面談するため、就職転職の相談しやすさNo.1 にも選ばれました。

ヒアリングを徹底して行うので内定決定したあとの内定承諾率が高いのが特徴です。

 

まとめ

第二新卒を採用するメリットとデメリットを解説しました。

第二新卒は、新卒採用と時期が重ならずに採用活動が可能です。

一般的な社会人としてのビジネススキルは持っているため、新卒に比べて教育コストがかかりません。

ただ、仕事内容の教育は新卒と同様に行う必要があるため、業務の即戦力にはならないでしょう。

とはいえ、新卒とは2〜3歳違いの20代の若い人材を採用できるのは大きな魅力です。

記事を参考に、第二新卒の採用を積極的に行ってはいかがでしょうか。

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