お役立ちコラム

採用単価とは?採用方法ごとの単価と全体的な採用コスト削減方法とは

「新卒の採用単価が高騰しており経費をかけているけれど、なかなか採用が成功しない」
「新卒・中途・アルバイトなどそれぞれの採用単価を知りたい」

人材不足による影響から採用単価は年々高騰しており、思うような採用活動ができず採用担当者は頭を抱えているのではないでしょうか。新卒・中途採用などの1人あたりの採用単価を紹介します。採用単価を確認しながらコストを削減する方法を解説するので、採用担当の方はぜひご覧ください。

 

採用 単価と採用コストそれぞれの違い

新卒採用や中途採用において、よく採用単価と採用コストを耳にする機会が多いでしょう。どちらも同じ言葉の意味に捉えがちですが、意味は少し異なります。

1人あたりの採用単価は、採用コストの総額を採用人数で割り算すると計算できます。採用コスト全体の総額は、外部コストと内部コストを加算すると算出可能です。

 

採用単価を方法別に紹介

1人を採用するのに必要な採用単価はどれくらいなのでしょうか。以下の採用種類別に採用単価を紹介します。

  • 新卒採用
  • 中途採用
  • パート・アルバイト採用

ひとつずつ見ていきましょう。

1. 新卒採用

株式会社リクルートが発行の「就職白書」2020年度版では、新卒採用における1人あたりの採用単価は93.6万円 と発表されました。
ただし「就職白書」2021年度版によると、2020年卒の採用単価より約3割の企業は採用活動の総費用は減少していると回答しています。全体的な採用単価が減少した原因は、コロナ禍により外出を自粛した影響だと推測されます。
一方、コロナ禍で外出自粛に伴い採用活動をオンライン化する動きは広がりました。Web化の対応に伴う費用は、約46% の企業が増加したと回答しています。

2. 中途採用

新卒採用と同様、株式会社リクルートが発行している「就職白書」2020年度版によると、中途採用における1人あたりの採用単価は103.3万円 です。中途採用に必要な予算は採用手法により変化します。

中途採用は求人広告を利用するより、採用単価が高くても人材紹介を活用する割合が多いと分かります。

3. パート・アルバイト採用

2012年に実施された株式会社ツナグ・ソリューションズの採用調査によると、アルバイトを1人採用するのにかかるコストは平均で約5.2万円です。なお、これは平均的な単価であり、実際の雇用コストには差があります。業種として人気のある飲食業やアパレル業界は、比較的採用単価が安く済む傾向にあります。一方、警備員や介護業界の人材採用には、10万円以上の費用がかかるのも珍しくありません。業種に応じた求人費用の中間値を把握し、それに応じた金額を用意して採用活動を行うようにしましょう。

 

採用 コストや採用単価を下げるための工夫

採用コストや採用単価を下げるためには、複数の採用方法を活用しましょう。また市場の動向にも常に目配りしなくてはなりません。昨今はとくに社会情勢の変化により、採用市場も変化に対応する必要があるでしょう。ここでは、採用コストや採用単価を下げるポイントを紹介します。

1. ダイレクトリクルーティングを活用する

企業側が自ら求職者に対しスカウトをする手法です。かなり手間のかかる方法ですが、コスト削減につながる可能性があります。ダイレクトリクルーティング専門の求人媒体に対する掲載は、1ヶ月50万〜200万ほどです。スカウトメールを配信するメール通数ごとに費用を支払うので、少ないメール数で採用できれば大幅なコスト減につながるでしょう。

2. ソーシャルリクルーティングを活用する

TwitterやInstagram、FacebookといったSNSを活用する採用方法です。新卒学生や中途採用の求職者も含め、若年層の情報収集手段はスマートフォンだといっても過言ではないでしょう。新卒学生や採用したいターゲットに向けて、SNSを活用して採用に関する発信を継続し、少しずつ距離を縮めましょう。

3. リファラル採用を採り入れる

リファラル採用は、自社社員から紹介してもらった人を採用する方法です。社員からの紹介は一般社員から役員まで幅広く実施し、紹介された人の友人や知人でも問題ありません。ほかの求職者と異なり面接だけで採用を決定するわけでなく、きちんと入社試験を実施し面接を行ったうえで採用するかを決定します。求職者本人のスキルや意欲を重視するケースも多い傾向にあります。

 

採用 単価や採用コストを削減するためのサービス3選

ここからは採用単価や採用コストを削減するための、求人情報サイトを3つ紹介します。

  1. doda Recruters(デューダ・リクルーターズ)
  2. マイナビ転職
  3. BIZREACH

無料で掲載可能な求人検索エンジンだけでなく、成功報酬でも自社のターゲットに合った人材を採用できる人材紹介サービスも紹介するので、ひとつずつ見ていきましょう。

1. doda Recruters(デューダ・リクルーターズ)

doda Recruters(デューダ・リクルーターズ)は、約263万人の登録者を誇るダイレクト・ソーシングサイトです。最短1日で面接ができるスピードが魅力のサイトです。

doda Recrutersのスカウトメール送信は、プレミアムオファーとして会員登録者のメールBOXで2週間近く上位表示されるため開封率が高いのが特徴です。

2. マイナビ転職

マイナビ転職は20代~30代の会員登録の多い転職サイトです。常に1万件を超える求人情報を掲載しています。
Web履歴書の添削サービスや適性診断サービスを利用できます。

基本コース以外にも、チケットプランなど料金プランも臨機応変に対応してもらえるのが魅力的です。

3.BIZREACH

ビズリーチは、ハイクラス向けの転職サイトです。
求職者は職務経歴やスキルを登録し審査に通過すると参加できる仕組みのため、ハイクラスな人材が揃っています。

企業の採用予定人数や時期に合わせて、さまざまな料金プランを提案してくれるのもポイントです。

 

まとめ

一人当たりを採用するのにかかる採用単価は毎年上がっています。求人媒体に求人広告を掲載しても、思うような採用ができず採用コストに悩む採用担当者も多いでしょう。採用にかかる全体的なコストを削減する方法として、ダイレクトリクルーティングや成果報酬型の転職サイトを紹介しました。記事をご覧いただき、採用コストの削減を目指してはいかがでしょうか。

採用に関するお悩みがある方は、採用の窓口までぜひご連絡ください。

 

 

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